近江八幡市中村町のワンデイシェフの店「倖屋(さちや)」に
手打ちそばファンでつくる「倖屋そばクラブ」が誕生した。
三日、会員が集まって発会式とそば打ち体験会を開き、
活動をスタートさせた。
同クラブ副部長で会社員の堀井正さん(57・竜王町山之上)が
五年前、同店舗建物のオーナーで小学校時代の恩師でもある
平井安春さん(75)と再会。
平井さんが趣味でそば打ちに取り組んでいることを知り、
一緒に楽しむようになった。
そば道場に通いお互いの腕前が上がったころ、
小学校や福祉施設からそば打ちの体験教室を依頼されるようになり、
麺に仕上げていくまでの楽しさとおいしさを伝えるボランティア活動に
取り組む中、一般の人にも広めようとそば愛好者のクラブを作ることを
話し合い、準備を進めてきた。
この日の初会合には、参加を呼びかけた友人や知人、
職場の女性たち五人を含む総勢十四人が集まった。
午前九時半からの初会合でクラブ運営の会則を決めたあと、
早速、クラブ員になった仲間たちが、一人ひとり初めてのそば打ちに挑戦。
堀井さんらが、そば粉の扱い方や分量、水を少しずつ加えて団子状に
練り上げていくまでの手順や失敗しない大事なコツなどを手ほどきし、
一時間ほどかかって丹誠込めて練り上げ、切ったそば麺をゆがいて味わった。
堀井さんは「そば屋でもあるこの店の揃った厨房設備を使わせてもらい、
みんなでそば打ちを楽しんでいきたい。みなさんの腕前が上達すれば、
そば打ち体験会催やそばの栽培にも取り組み、地産地消の活動にもなればうれしい」・・と話している。
毎月第一日曜日午前十時から「そば打ち稽古会」を開くことにしている。
以上が、平成25年2月に「そば打ち稽古会」として
第1回の定例会が開催され、現在に至っています。